2009年10月31日

東京に行ってきました

先日の記事にも書いた通り、東京に行ってきました。

当初は、若手職員との懇談会ということだったのですが、実際には応対して頂いたのは、課長補佐などの肩書きのある方々でした。

「農水省の官僚なんて何もわかってないんだよ」なっていう声も聞いての(外野から)出発でしたが、実際は、農水省の方々も農業の将来について彼らなりのビジョンを持っているという印象でした。ただ、それが実際に政策に反映されるかどうかは、いろんな要因があって一筋縄ではいかないようですが。新政権になって、政策の方向性は政治が決めるということなので、どういうふうに変わっていくのか注視していきたいものです。

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2009年10月24日

東京へ行ってきます

明日から東京へ行ってきます。
目的は、農林水産省の官僚の方々との意見交換。天北・放牧ネットの企画です。

メンバーは、酪農家が5人、若手の研究者が2人、資材会社から1人、出版関係が1人の9名。私達のような何の肩書きもない農家が、意見交換を求めて農水省を訪問するのは極めて珍しいとのことです。

たいてい、農家の意見は、農業団体が集約して農水省に届けられているということになっています。でも、考えてみれば、その意見というのは農業団体の認識している最大公約数的な意見であって、農家個々の意見ではありません。農水省も、農家個々がどんな考えをもって営農しているかなど知る術がないのです。

私達も、農水省が公に発表していることは知ることができますが、職員一人ひとりがどんな考えを持って業務に当たっているかはわかりません。「農水省」と一括りにしていますが、いろいろな人がいることは間違いないでしょう。

今回は、特に陳情をしに行くわけではなく、単なる意見交換です。少しでもお互いの考えがわかればいいと思います。それと、世間知らずの私達農家が、自分の意見を整理して言うというまたとない機会でもあります。今から緊張していますが、楽しみでもあります。

オフレコの意見交換ということで、内容はここには書けないと思いますが、雰囲気だけでも報告したいと思います。


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2009年10月09日

プロフェッショナル

NHKテレビの「プロフェッショナル」を見た。酪農家の三友さんが出ていた番組だ。

三友さんの話は実際に何度も聞いているし、書いたものも読んでいるので、目新しいものでもないのだが、こうやって番組にまとめられると、いろいろ考えさせられることがある。三友さんは言っていた。「立ち止まること」と「成長」は両立する、ということ。酪農家に限らないかもしれないが、いつも忙しく働いて、目の前にある仕事をこなすことしか考えられなくなる。少し余裕があるときでも、惰性でただ働いている。ちょっと気を許すと、いつの間にかそんな日々を送っている。それでいて、何で儲からないのかなと不満ばかりつのる。

ものを考えないと世間に流される。私は、自分ではずいぶん思慮深いつもりでいたが、実際はパターン化した考えしかできなくなっていたような気がする。今日は天気が悪かったので、一日いろんなことを考えた。この冬は、本を読んだり、いろんな人の話を聞いたりして、これからの牧場経営についてよく考えたいと思う。

どう考えたかは、気が向いたらまた書きます。


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2009年09月24日

第4回テクニカルセミナー(2)

間があいてしまいましたが、続いては、雪印種苗(株)の龍前さんのお話。

草地更新、追播などの観点から、放牧地のグレードアップについて考えた。

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十勝で、草地に生えている牧草について調査した結果だそうだ。
「地下茎型イネ科雑草」とは、おもに、シバムギ、リードカナリーグラス、ケンタッキーブルーグラスのこと。酪農家にとって好都合な牧草である、チモシー、オーチャード、ペレニアルライグラスが独立した株であるのに対して、シバムギなどは地下茎などでつながっており、生命力はかなり強い。つまり、ほおっておくと草地は、これらの雑草に占拠されてしまうことになる。

グラフは、更新してチモシーなどを蒔いた草地でも、5年程度でかなりの割合の雑草が侵入することを示している。地下茎型イネ科雑草は、ロータリーなどで土壌を攪拌すると根がバラバラになるのだが、その根の一つひとつからまた成長してくるという。

私は最近まで、シバムギとはどんな草なのか知らなかった。うちの草地に無いわけではなかったのだが、それほど気にならなかった。でも、最近ずいぶん目立つようになった。放牧地はさほどではないが、採草地は大きな群落になっているところもある。

龍前さんの話では、こうなってしまったら、もう除草剤しか手はないとのこと。除草剤はあまり使いたくはないが、将来的には使わざるを得ないと思う。大きなプラウで完全に反転する方法もあるかもしれないが(確か、プラウ耕でも完全には除去できないという話だったが)、傾斜の急な草地では、プラウ耕も簡単ではない。開発公社で施工すれば相当な傾斜でもプラウ耕をするようだが、業者によってはそうもいかないようだ。

以前、地元の建設会社の施工で草地更新をしてもらったことがあるが、傾斜が強くてプラウ耕ができないということで、表面の牧草をブルドーザでめくって下の方に押っつけ、裸地にしたところに種を蒔いていた。一度くらいならこの方法でもいいかもしれないが、こんなことを何度もやったら、表土がなくなって不毛の地になってしまうだろう。それを考えれば、除草剤を使った方がよっぽどいいと思う。

植生、土壌は、化学性、物理性、生物性と多種多様な要因で変わってくる。たぶん、科学でわかっていることはごく一部なのだろう。一酪農家としては、よくわからないなりに、試行錯誤していくしかないんだろうと思う。


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2009年09月17日

第4回テクニカルセミナー(1)

先日、9月13日に、天北・放牧ネット主催の第4回テクニカルセミナーが開催された。今年のテーマは、「放牧地のグレードアップ」。施肥、追播などの面から、放牧地の改善について考えた。

根釧農試の酒井さんからは、施肥についてのお話し。

根釧農試で長らく行っているという、肥料の三要素に関する試験が興味深かった。

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このグラフは、採草地の施肥に関して、窒素がなくても牧草は維持されるが、無リン(−P)、無カリ(−K)、無肥料(−F)だと、数年して牧草の生育が難しくなることを示している。

放牧地では、無肥料でやっている人も珍しくはないのだが、それは牛の糞尿が草地に還元されているから可能となる。でも、それだけでは牧草の必要量が満たされているかどうかはわからない。厳密には、不足している場合が多いだろう。でも、放牧地を見た限りでは、問題のなさそうなこともよくある。

採草地の場合は、施肥をしなければ明らかに収量は落ち、植生は悪くなっていくだろう。それと放牧地は、条件がかなり違うようだ。肥料をやればコストもかかるし、やらないですむならその方がいい。でも、収量も欲しいし、植生もよくしたい。施肥、土壌、植生の世界は本当に難しい。


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2009年09月06日

これは危険!

放牧地の、牛舎のすぐ近くでこんなものを見つけた。

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牧場の前の所有者が使っていた牧柵の折れたもの。

牧柵は、鉄のアングルでできたもので、立っているものは全部抜いたのだが、こうやって折れて根元だけ残っているものは、抜き損ねているものもある。先端は鋭利でいかにも危険だ。

うちではたまに足を引きずる牛がいて、獣医さんにみてもらうと、何か尖ったものでも刺さったのかねえ、なんて言われることがある。そのときは、尖った石でも踏んだのかなあ、と思っていたが、実際は、原因はこれだったのかもしれない。牛がよく通るところにあるし、牛は牛舎に向かって走ってくることも多い。知らずに踏んでいたこともあるだろう。

見つけてよかった〜。


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2009年09月01日

プレセミナーと土壌硬度計

一昨日、天北・放牧ネットのプレセミナーに行ってきた。
プレセミナーとは、13日に行われるテクニカルセミナーに向けての打ち合わせのこと。発表者から大まかな発表の内容を聞いて、意見を出し合った。

終了後は、事例となるO牧場へ行って、放牧地を見せてもらった。
3年前に草地更新した圃場の草を牛が全然食べてくれないのだという。研究者のSさんが、土壌硬度計というものを持ってきて、土壌の硬さを測っていた。

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山中式土壌硬度計というそうだ。
土に突き刺して、その抵抗によって硬度を測るもの。
土壌は、牛やトラクターの踏圧によってだんだん硬くなるらしい。そして、限界以上に硬くなると、水や空気が土壌内に入らなくなり、植生が悪化する。そうなったら、草地更新が必要となる。

硬度計で測って、22〜26mmだと更新検討、26以上だと更新が必要だとされている(文献はこちら)。

O牧場では、更新して3年目の草地が硬度27mm、いつ更新したかもわからないような古い草地が22mmという結果だった。更新すれば土壌が軟らかくなる考えるのが普通だが、実際はそうなっていないこともあるということだ。

土壌が硬いことと、牛の牧草に対する嗜好性の相関関係はよくわかっていないらしい。でも、興味深いことは確かだ。放牧は奥が深い。


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2009年08月25日

セミナーのご案内


天北・放牧ネットでは、今年もテクニカルセミナーを開催します。たくさんの方の参加をお待ちしています。

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天北・放牧ネット 第4回テクニカルセミナー開催要領(案)

「放牧地のグレードアップ」

― 施肥管理と更新技術で草地をより良く ―
 

1 趣旨

 天北放牧ネットでは「放牧地の面積」、「放牧導入時の技術」、「放牧時の栄養管理」をテーマに取り上げ、過去3回のテクニカルセミナーを開催してきました。依然として厳しい状況の続く酪農畜産業界において、スムーズな放牧技術の導入と、それによる生産コストの低減、生産力の向上などが求められますが、放牧地の土壌や草種の管理に関する情報は十分とは言えません。そこで今回は、施肥管理と更新技術(簡易更新、追播)の視点から、放牧地の特徴や、より良い状態で管理するための技術に着目してセミナーを開催します。

 
2 日時:平成21年9月13日(日)
     午前11時00分から午後3時00分まで

3 場所:剣淵町民センター 1階ホール(上川郡剣淵町仲町)

4 主催:天北・放牧ネット

5 共催:士別放牧研究会

6 後援:剣淵町、北ひびき農業協同組合

7 協力:上川農業改良普及センター士別支所  

8 セミナー内容:  別添日程表のとおり

9 参集範囲:
  生産者、一般消費者、大学・試験研究・普及指導機関、行政、農業関係団体など

10 参加費用: 1,500円(昼食弁当代含む)

11 申込先

  上川農業改良普及センター士別支所内 佐藤 勝之
    電 話:0165−23−1181
    FAX:0165−23−3717
 

【天北放牧ネット テクニカルセミナー日程】

9月13日(土)

10:30  集合・受付

11:00  開会

11:10 「放牧地の施肥管理」

                北海道立根釧農業試験場 技術普及部、天北・放牧ネット会員

         酒井治 氏

12:00  昼食

   (「自然循環型酪農事業」と「放牧指針」について 
  北海道庁農政部食の安全推進局畜産振興課 今野徹 氏)
 

12:40 「大橋牧場の概要」

                士別放牧研究会会員、剣淵町酪農家

         大橋秀幸 氏

        

12:50 「大橋牧場の分析値をもとに放牧地の施肥について考える」

                北海道立根釧農業試験場 技術普及部、天北・放牧ネット会員

         酒井治 氏

 

13:20 「簡易更新技術を使った放牧地管理」

                雪印種苗(株)研究開発本部飼料研究グループ係長、天北・放牧ネット会員

         龍前直紀 氏
 

14:00  パネルディスカッション「みんなで考える放牧地の管理」

15:00  閉会

 

※  希望者は終了後の懇親会や翌日のフィールドセミナーにも参加することが出来ます。

※  当日、宿泊を希望される方はお申し出ください。

※  セミナー当日は託児室の用意を予定しております。参加申込書にてお申込み下さい。




cowbell2000 at 21:34|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip! 天北放牧ネット 

2009年08月24日

うしまとんさん来訪

先日ブログ友達のうしまとんさんが遊びに来てくれた。
トマトさん、Asakoさんも来てくれて、ホントに久しぶりの宴会。
楽しかった〜。

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普段、家と牛舎と圃場を行ったり来たりする生活をしていて、会う人といえば、集落の人か仕事関係の人しかいない。そんな中、刺激をたくさん持ってきてくれた。
こんな出会いも、ブログのおかげなのだが、そのブログも半分休眠中。

ブログに関しては、これからどうなるかはわからないが、出会いは大切にしたいと思う。



cowbell2000 at 21:32|PermalinkComments(6)TrackBack(0)clip! そのほかの日記 

2009年08月02日

終わった・・・

きのうで1番牧草がやっと終わった。もう8月。こんなにかかったのは、就農の年以来だ。

終わったけど、もう2番牧草の刈取期になっている。堆肥撒きもしなければならないし、ホッとする暇もない。

とりあえず、今日はヘルパーさんの日なので、休養日。
名寄に花火を見に行ってきた。

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